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はてな村定点観測所

汚物は消毒だ〜!

ドコモのiPhoneを買う予定が間違えてauのiPhoneを買ってしまった…

中古iPhone7・iPhone7 Plus相場がだいぶ値崩れしています

去年色々あったので手持ちのiPhone6S PlusやiPad Proを売却して、Nexus6PでAndroidユーザーになっていました。

でもiOS端末がないと開発や表示確認が何かと不便です。Xcodeにエミュレーターが付属していますが、エミュレーターでは再現できない問題もあります。iPadはクライアントから貸与してもらったのですが、報酬が入って少し余裕ができたのでiPhoneも再入手したいと思っていました。

私は現在ドコモ系MVNOのSIMカードを使っているので、SIMフリーかドコモの端末で探していました。いま中古のiPhone7やiPhone7 Plusがかなり値崩れしていて安いです。私はムスビーというサイトをよくチェックしているのですが、目立つ傷がなくネットワーク利用制限○(端末代金の支払いが完遂していて今後利用制限が掛からない)のiPhone7 Plusが32GBだと64,000円、128GBだと74,000円くらいで売られています。新品に比べて2万円ほど安いです。相場としては秋葉原やヤフオクなどで購入するよりも、ムスビーの方が安めです。

www.musbi.net

目立つ傷があるもの、付属品が欠けているもの、ネットワーク利用制限△(端末代金の支払いが分割払い中)のものはもっと安いですが、ネットワーク利用制限△はあまりオススメできません。元の持ち主の端末代金の支払いが滞ってネットワーク利用が制限された時には別な端末と交換してくれる、いわゆる赤ロム保証の販売元も多いですが、代替端末を再設定するのは面倒なのと新しい端末もいわくつきのモノが送られてくる場合が多いです。

ムスビーでは各端末のIMEI番号が公開されているので、自分でも購入前にネットワーク利用制限状況をキャリアのサイトで確認することができます。また相場価格の傾向としてはSIMフリー>ドコモ>au>SoftBankの価格差があります。

iPhone7 Plus 128GBを購入しました

64,000千円のiPhone7 Plus 32GBも良かったですが、自分の使い方だと容量が足りなくなると思ったので、74,000円のiPhone7 Plus 128GBに狙いを付けていました。目立つ傷が無い美品、付属品全てあり、ネットワーク利用制限○です。ただ色がジェットブラックなので指紋が目立つかなと心配していました。

比較のためにじゃんぱらの通販サイトも見てみました。じゃんぱらでも各キャリア毎に中古の価格が調べられます。一般にムスビーよりは高めの価格設定であることが多いのですが、その中にiPhone7 Plus 128GBピンクゴールドの未使用品が74,000円で販売されているのを発見しました。

iPhone7 Plusの128GB・未使用品・ドコモ・ネットワーク利用制限○でこの値段はかなり安いです。ピンクやレッドなどの人を選ぶ色は安めの傾向にあるのですが、それでこの安さなのかなと思いました。他の人に取られたらいけないと思って思わずポチッと購入の申し込みをしました。クレジットカードで支払って、開封の儀を楽しみに待っていました。2日後に福島の自宅に届きました。

アクティベーションロックが解除できない…

早速、届いたiPhone 7Plusを開封。通電チェックのため開封された跡はありますが間違いなく未使用品でした。電源ボタンを押してiPhoneの初期設定画面が出てくることを確認。

Amazonで売られているドコモのアクティベーションロック解除用のSIMカードを挿入しました。これで初期設定画面からアクティベーションロックが解除できるはず!

…解除できませんでした。

SIMカードのキャリアが違うと怒られました。MVNOのSIMカードだとこのエラーが出てくるのですが、ドコモのアクティベーション解除用のSIMカードでエラーが出てくるのはおかしい。接触が悪いのかなと思って何度もSIMカードを装着し直したりしてみたけどダメ。本当にネットワーク利用制限が○なんだろうか?と思って、ドコモのネットワーク利用制限の確認サイトでIMEI番号を打ち込みました。そこで「-」(ネットワーク利用制限が確認できない)と表示されて全てを悟りました。

私、違うキャリアの端末を買ってしまった…。

じゃんぱらの商品説明をよくよく読んでみると、auと書かれてありました。じゃんぱら通販サイトで端末を探しているときに、ドコモと思ってauの端末をクリックしてしまったようです。そのままドコモの端末だと思い込んで、74,000円を支払って購入してしまった…(^_^;) 私は集中する時はすごく集中するタイプなのですが、こういう肝心な注意が抜けていることが結構あって、医師からADHD治療薬を処方されていたりしました。

むむむ…。アクティベーションロックを回避する方法として、Wi-FiのDNS情報を書き換えて通過させる方法もあるのですが、それを試してもダメでした。最近の端末は対策されているのですね。

選択肢は限られていた

こうなると選択肢は2つ。売るか、auのまま使い続けるかです。

まず最初に売ることを検討しました。じゃんぱら買取価格などではauのiPhone7 Plus 128GBピンクゴールドは買い取り上限64,000円と出ていました。開封の儀をしてSIMカードを挿しただけなのでほぼこれに近い金額になると思います。差し引き1万円。でも相馬には買い取りできるお店がほぼありません。TSUTAYA・ゲオ・ブックオフは相馬にもありますが、買い取り相場は非常に安いです。仙台にまで行って売るか、送料を払って宅急便で送って査定してもらうか、ヤフオクなどに出すか…。いずれも出費やリスクがありました。

次にau端末のまま使い続けることを検討しました。まず本家のauはSIMカード単体での契約はできません。au系MVNOは過去に使っていたのですが、mineoだったのでデザリングができませんでした。となるとIIJmioかUQ mobileか。au系MVNOで使うためにもアクティベーションロック解除用のSIMカードは必要。その後にMVNOの回線の開設依頼とMNPが必要。

悩んだ末に今の端末をau系SIMカードで使い続けることにしました。Amazonでauのアクティベーションロック解除用のSIMカードを購入。2日後に届きました。そのSIMカードを挿入したらアクティベーションロックの通過に成功しました。その後にMVNOにSIMカードを依頼してMNPしました。今では無事にau系端末として使えています。MVNOのキャリア変更となりましたが、料金は今までと大きく変わることなく使える会社を選定しました。MNP手数料は掛かりましたが…。

中古au端末のメリット

ドコモ系に比べてMVNOの選択肢が限られるau系端末ですが、メリットもあります。

auの大きなメリットはSIMロック解除。ドコモもauも購入してから180日後にSIMロック解除ができますが、ドコモの場合は購入者本人がドコモに依頼しなければSIMロック解除ができません。このため中古で購入した場合の端末はSIMロック解除はできないと思った方がいいです。一方、auは太っ腹なことにauで購入した過去の履歴が存在する端末ならば、180日経過後に本人でなくてもSIMロック解除ができます。中古で購入した人でもSIMロック解除ができるのは大きなメリットです。

ただ、auの確認サイトでIMEI番号を打ち込んで購入履歴を確認してみたのですが、この端末は先月に購入されたものでした。SIMロック解除ができるまで、あと5ヶ月ほど待つことになりそうです…(^_^;)

教訓・不思議なこと・おまけ

教訓:自己責任で中古端末を買うときはちゃんと入念な注意が必要だと反省しました。

不思議なこと:どうしてこの端末を購入した人は端末を一括払いで購入して、1ヶ月も経たないうちに未使用品のまま売りに出したんだろう…。メルカリで現金が売られていたように、クレジットカードの換金手段だったのかもしれませんね。闇が深い。

おまけ:iPhone7 Plusをさっそくステッカーでデコりました。

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Mastodonは分散型SNSになっていないよ

国内マストドンは3強インスタンスの寡占状態

マストドンを分散型SNSと紹介している記事が多い。確かにマストドンのアーキテクチャは複数インスタンスの分散型を考慮されているが、コミュニティの実態は少数インスタンスへ多くの人々が集中する寡占状態となっている。

現時点での国内インスタンスのユーザー数では、mstdn.jpが86,860人、pawoo.netが83,307人、friends.nicoが32,465人の3強となっていて、それ以降は3千人未満のインスタンスである。弱小インスタンスの多くが数百人か数十人規模であり、話題になった当初の熱狂は冷めて徐々に過疎化現象が起きつつある。

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富めるインスタンスはますます富む

確かにマストドンはリモートフォローなどインスタンスの分散をカバーする仕組みがあるが、弱小インスタンスだとローカルタイムラインが停滞する。フォローしたいユーザーの発見も枯渇する。そして何より自分のトゥートが多くの人の目に触れる機会が少ない。このため弱小インスタンスから3強インスタンスに活動の場を移しているユーザーも多い。

もちろんユーザー数だけが分散傾向の指標ではないが、人の集まるコミュニティには豊富なコンテンツと人との繫がりがあるので、ユーザー数を誇るコミュニティは全ての面で強い。そしてユーザー数が多ければ有名企業や資金提供者の支援も得られるのだ。

無名のインスタンスにはこのチャンスは無く、ユーザーが徐々に去って行くのを見守りながら、「マイペースで運営を」と場末のBARのように自分に言い聞かせるだけである。Mastodonのメンテナンスなど保守運用の雑務が煩わしくなって、早晩多くのインスタンスが閉鎖していくだろう。

分野特化型のインスタンスは、例えばOpenPNEの一部の分野特化型SNSが強かったように残るかもしれない。でも残る分野は限られている。OpenPNE全盛期にも多くの分野特化型や地域特化型のSNSが開設されたが、その多くがテーマ選定と特化型ユーザーやコンテンツ確保の困難に直面して撤退していった。マストドンにもこの分野淘汰が顕在化してくるだろう。

ユーザーは分散を求めているのだろうか?

マストドンの分散アーキテクチャはTwitterの民主化を求めるものだが、ユーザーのニーズとして分散志向があるのかは疑問が残る。ユーザーは自分のトゥートが多くの人に見られてフォローされることを望んでいるし、リモートフォローはインスタンスが分かれているから次善の手段として喜んでいるにすぎない。

分散型SNSであることを喜んでいるトゥートはほとんど見当たらないし、インスタンスは寡占傾向がますます強くなっている。そしてその寡占インスタンスは特定企業の資金援助を受けている。

これは民主化ではなく形を変えた新しい支配の構造ではないだろうか。

「伊忍道 打倒信長 AR・VR」待望論

名作「伊忍道 打倒信長」とは

「日本人は信長を化物にされたら怒らないのか」のTogetterまとめで思い出したけど、自称・第六天魔王の織田信長さん(49歳)を本当に魔王にしたゲームとしては旧光栄「伊忍道 打倒信長」がかなり初期の作品だと思います。

1991年にパソコン版が出て、1992年にスーパーファミコン版が出ました。スーパーファミコン版をプレイした氷河期世代も多かったはずです。その後にWindows XPでもプレイができる復刻版が出ましたが、現在は販売中止となっています。

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伊忍道は、信長軍によって滅ぼされた伊賀忍者の生き残りであった主人公が、全国の修練場で修行を重ねて仲間を集めて仇を討つゲームです。史実では本能寺の変が起きて信長が討たれますが、ゲームでは本能寺の変が起きても信長が生きていたという設定になっています。この時に信長がどのように生き延びたかで通常篇と妖術師篇の2つのシナリオがあります。

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仲間を集めて敵と戦う通常のロールプレイングゲームとしての要素だけではなく、織田家と戦っている各地の大名家を支援して織田家の領地に攻め込ませるシミュレーションゲームとしての要素もあります。最後の決戦場である安土城に入るためには織田家以外の大名家が近江国と隣接している国まで攻め込む必要があります。毎月の月が変わるときに領国モードが開き合戦が行われることがあります。合戦が行われるかどうかはその月の15日までに決まります。

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大名家はいずれも織田家に比べるとかなり弱いので、主人公は修練場で身につけた忍術を使って大名家を支援する必要があります。最初は月の15日までに大名家の依頼を受けて、織田家や敵対している大名家の城に忍び込んで、偵察をしたり城に火を放って兵糧や兵を燃やすところからスタートします。

徐々に信頼を得ることができるようになると合戦にも出陣させてもらえるようになります。この合戦のシミュレーションゲームでは陰陽師が大きな役割を果たして敵の軍団に大打撃を与えることができます。合戦で大きな手柄を立てると大名からの信任も厚くなり、大名に攻め込む国をアドバイスできるようになります。このようにして信長と戦っていくことになります。

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信長との戦い・おまけ

妖術師篇では信長は西洋の悪魔を召喚します。織田家の領地では西洋の悪魔と戦うことになります。この辺の世界観は鬼武者とかなり近いものがあります。

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信長の最後の台詞「人間を信じて裏切られるのであらば、悪魔の力を借りた方が良いと思った…」。メガテンのような考え方で共感できる部分もあります。本能寺の変を生き延びて、西洋の悪魔を使役して権勢を誇った信長もまた、承認欲求に突き動かされた孤独な魔王であったのですね。

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スーパーファミコン版には無いですが、パソコン版には「自宅」を持てるという機能があって、ちょっとムフフなおまけ要素も楽しめます。「蒼き狼と白き牝鹿」シリーズのオルドに近いですね。

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「伊忍道 AR・VR」でリメイクはどうだろう?

こんなに革新的な要素が多数あったのに、伊忍道が1作しか作られなかったのは残念でなりません。信長の野望のように連作になっていたら多くのプレイヤーを獲得できていたと思います。「蒼き狼と白き牝鹿」シリーズと同じようにコーエーテクモゲームスにはリメイクや続編を制作してほしいと期待しています。

現在の要素を盛り込んで作るとしたら、「伊忍道 AR・VR」はどうだろう?恐山など全国の修練場を巡ると忍術を習得することができ、県庁所在地を訪れると合戦に参加したり火を放って兵糧を減らすことができる。古戦場跡を訪問すると合戦のVRゲームが始まるなどしたら面白いし町興しにも役立つと思います。「伊忍道オンライン」で全国で信長と戦っている仲間を集めるのも良いですね。

「信長の野望201X」もコンセプトとしては面白かったけど、戦国武将が現代兵器で戦うよりも、現代人が戦国にタイムスリップして忍術で魔王信長と戦う方が王道だと思うのです。

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(信長の野望201X)

「伊忍道 AR・VR」、クラウドファンディングで募集したら資金が集まるかな?

インターネット初心者にお勧めのブラウザ拡張を紹介

インターネット初心者の齊藤です。インターネットは分からないことだらけで調べたり探したりする日々が続いています。そんな時にブラウザ拡張が便利でした。今日は私が使っているFirefoxとChromeのブラウザ拡張を幾つか紹介します。FirefoxとChromeの両方に存在する拡張をピックアップしました。

No Google Analytics

閲覧先ページのGoogle Analyticsに自分のアクセス情報が補足されなくなります。他人のアクセス解析に足跡を残るのが嫌でステルスでアクセスしたい方にオススメです。

addons.mozilla.org

chrome.google.com

Wappalyzer

閲覧先ページが何のサーバーサイド言語で開発されているのか、フレームワークの種類、Webサーバーの種類、フロントエンド情報などアイコンで表示してくれます。自分が閲覧しているページの技術情報が知りたい方にオススメです。

addons.mozilla.org

chrome.google.com

Seerobots

訪問先ページが検索避けされているページなのかを表示してくれます。noindex、nofollowを検知します。ネガティブなクチコミを運営側が検索避けしているかどうかなどを知りたい方に便利です。

addons.mozilla.org

chrome.google.com

RefControl

アクセス元情報(リファラ)を偽装できます。実際には何かのリンクを辿っていたとしても、アクセス元情報を遮断したり全く別なURLに置き換えたりできます。ドメイン毎に詳細設定も可能です。自分のアクセス元情報が知られたくないプライバシー重視の方にオススメです。

addons.mozilla.org

chrome.google.com

Exif Viewer

写真のExif情報を表示します。Exif情報が残っているなら、その写真が撮影された時刻、カメラの種類、レンズの種類、焦点距離、ホワイトバランス、ISO感度、光源、GPSが有効ならば撮影された場所についての情報を見ることができます。ネット上にアップされている写真の詳細を知りたい方にオススメです。私はFirefoxでは2つのアドオンをシーンに応じて使い分けています。

addons.mozilla.org

addons.mozilla.org

chrome.google.com

ShowIP

訪問先サーバーのIPアドレス・国・地域・サーバー会社などの情報が表示されます。NetcraftやWhois情報にも1クリックで飛ぶことができるので、サーバーOSやドメインの保有者情報などを知りたい場合にも便利です。訪問先ページを誰がどこの場所で運営しているのか気になる方に便利です。これはFirefoxのみ。

addons.mozilla.org

Firefoxの未来

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(オープンソースカンファレンスでフォクすけを撮影)

もうすぐFirefoxでもChromeの拡張が導入できるようになります。逆にWebExtensionsに対応していないアドオンは導入できなくなります。

Mozillaの頃から応援していたけど、最近のFirefoxはどこに向かってはるんやろう…。

Twitterクローンの屍を越えてゆけ

10年間Twitterを使い続けている@miraihackです。

Mastodonが話題ですね。私も少し使ってみました。Twitter黎明期の頃の雰囲気や今までTwitter社の方針に左右されていたTwitterが民主化される可能性を感じる一方、「いつか来た道」の既視感と危惧も感じてしまいました。

Twitterクローン mixiボイス・アメーバなう・nowa

日本にTwitterが紹介されて第1次ブームが起きた2007年〜2009年頃、日本のWeb企業でもTwitterの機能を取り入れながら独自のTwitterクローンサービスを作ろうとしました。利用人口が多かったという点ではmixiボイスは使ってみた方も多いと思います。他にも、アメーバなう、nowa、つぶろぐ、Google Buzzなどなど。その多くが数年以内にサービスを停止するか、Twitter連携投稿で埋まって衰退しました。

Mastodonはオープンソースですが、オープンソースのTwitterクローンもMastdonが初めてではありません。今まで様々な開発者がTwitterクローンを開発してオープンソースで公開してきました。これを使って世界中の有志が各自のサーバーで公開していけば、民主化やTwitter社に依存しないサービスが実現できていたかもしれません。でも、実現しませんでした。例えば以下のようなOSSです。

www.moongift.jp

www.moongift.jp

www.moongift.jp

Twitterクローンの敗因は先行優位性か

なぜTwitterクローンはTwitterに勝てなかったのか。

先行優位性を挙げる人もいますが、後発が先発の優位性を崩したケースも少しハードル高めですが結構あります。MySpaceとfacebook、GREEとmixi、PinterestとInstagram、チャットワークとSlack、ココログとアメブロなど途中で逆転が起きました。無料通話アプリという点ではSkypeのシェアをLINEが覆しました。少なくとも00年代後半はTwitterとTwitterクローンの規模は圧倒的なまでに開いてはいなかったと思います。

機能やUIの点でもTwitterにはない便利な機能や洗練されたUIを提供しているTwitterクローンも多数存在しました。コンセプトも大きく負けてはいなかったと思います。Twitter互換APIを提供しているところも多く、Twitterとの連携も可能であったサービスも多かったです。mixi日記やボイスがTwitter連携投稿で衰退したようにメリット・デメリットがありますが、プラットフォームはいつでも呼び込めるようになっていました。でも、大移動は起きませんでした。

有名人による自発的アカウントが必須

人が多いところにますます人が集まる面はあったなと思っています。Twitterクローンはキャズム越えしなかったのでアーリーアダプターだけで終わってしまいました。ではTwitterだけがキャズムを越えた要因は何だったのか、ということを考えたときに、芸能人など有名人が使い始めたことかなと思っています。

アメブロが芸能人をブログにどんどん呼び込んでいた時、最初はWeb業界ではバカにしている雰囲気が強かったと思います。でも知っている有名人がアメブロを使っているという事でアメブロを始める人は多かったし、有名人ブログへのアクセスはかなりの規模がありました。Twitterも同じで、最初は少数の有名人が使い始めて認知が徐々に広がり、今は芸能人や政治家などの有名人ほとんどがTwitterアカウントを開設しています。Twitterでフォロワーが数十万人いるようなアカウントは多くが有名人です。Twitterクローンは有名人の開設がほとんどありませんでした。アメーバなうは少し例外だけど、自発的につぶやいている有名人は少なかった。

アーリーアダプターだけでは1人1人と去って行く

アーリーアダプターでTwitter初期の同窓会のように限定ユーザーで盛り上がっていれば良いという意見もよくわかりますが、今までのTwitterクローンの歴史を見てきた限りでは、アーリーアダプターだけで盛り上がって新規ユーザーが増えないと、アーリーアダプターも徐々に離脱していき、そして誰もいなくなったな世界が広がっていったように思います。Twtter今は隆盛ですが、やがてMastodonもそれと同じ道を歩まないと良いなと思うのです。

Twitterの民主化のために必要なこと

Twitterの民主化には有名人がアカウント開設する事が欠かせません。2017年現在はTwitterとTwitterクローンの力関係は圧倒的に開いているのでフォロー・フォロワー関係もイチから再構築していくのはかなりの手間です。アーリーアダプターの内輪で盛り上がっていれば良い雰囲気だと、同窓会の飲み会から徐々に人が抜けていくように人が少なくなっていくんじゃないかな。そうなるとTwitterの民主化は達成できないことになります。

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特定分野を勉強する時に教科書となった本を挙げていくよ

先日、自宅にある蔵書の自炊が完了して全て電子書籍化しました。普段はあまり本を読まずにネットで調べる方なのですが、興味のある分野を深く学ぶ時に読書もします。

今日は自分が今まで読んだ本の中から、特定分野を調査する上で役立った教科書となった本を紹介します。私が参考にした本なので偏っていてスミマセン。初歩の初歩な入門書や理論書は極力省いていますが、理論書を直接読んだ方が理解しやすいものはリストに入れています。

力学

  • レオナルド サスキンド・ジョージ ラボフスキー『スタンフォード物理学再入門 力学』(日経BP社)

流体力学

  • 日本機械学会『JAMES テキストシリーズ 流体力学』(日本機械学会)

圏論

  • S.マックレーン『圏論の基礎』(丸善出版)
  • Steve Awoey『圏論』(共立出版)
  • 圏論の歩き方委員会『圏論の歩き方』(日本評論社)

経済学

  • 渡辺隆裕『ゲーム理論入門』(日本経済新聞出版界)
  • ポール・クルーグマン『マクロ経済学』(東洋経済新聞新報社)
  • ポール・クルーグマン『ミクロ経済学』(東洋経済新聞新報社)

計量経済学

  • 浅野哲・中川二郎『計量経済学』(有斐閣)
  • 山本勲『実証分析のための計量経済学』(中央経済社)

日本国憲法

  • 芦部信善喜『憲法』(岩波書店)

社会学

  • アンソニー・ギデンズ『社会学』(而立書房)
  • 馬場靖雄『ルーマンの社会学』(勁草書房)

計量社会学

  • 数理社会学会『計量社会学入門』(世界思想社)

家族社会学

  • 森岡清美・望月嵩『新しい家族社会学』(培風館)

国際関係

  • ヘドリー・ブル『国際社会論』(岩波書店)
  • 松原望・飯田敬輔『国際政治の数理・計量分析入門』(東京大学出版会)

世間

  • 阿部謹也『世間とは何か』(講談社)
  • 阿部謹也『近代化と世間』(朝日文庫)

近代と京都学派

  • ユルゲン・ハーバーマス『公共性の構造転換』(未来社)
  • ハンナ・アレント『人間の条件』(筑摩書房)
  • 竹内好『日本とアジア』(勁草書房)
  • 高山岩男『世界史の哲学』(こぶし文庫)
  • 井筒俊彦『意識と本質―精神的東洋を索めて』(岩波書店)
  • 西田幾多郎『世界新秩序の原理』
  • ロラン・バルト『物語の構造分析』(みすず書房)

権力

  • ミシェル・フーコー『監獄の誕生』(新潮社)
  • 宮台真司『権力の予期理論』(勁草書房)

論理学

  • 野矢茂樹『論理学入門』(東京大学出版会)
  • 前原昭二『記号論理学入門』(日本評論社)
  • 速水滉『論理学』(岩波書店)

OpenFlow

  • 石井秀治・大山裕泰・河合栄治『OpenFlow入門』(ASCII)

プログラミング

  • Dustin Boswell・Trevor Founcher 『リーダブルコード』(オライリー・ジャパン)
  • 結城浩『Java言語で学ぶデザインパターン入門』(ソフトバンククリエイティブ)
  • Steve McConnell『CODE COMPLETE 第2版 上 完全なプログラミングを目指して』(日経BP社)
  • Steve McConnell『CODE COMPLETE 第2版 下 完全なプログラミングを目指して』(日経BP社)

AWK

  • 中島雅弘・富永 浩之・國信 真吾『AWK実践入門』(技術評論社)

機械学習

  • C.W.ビショップ『パターン認識と機械学習 上』(丸善出版)
  • C.W.ビショップ『パターン認識と機械学習 下』(丸善出版)

線形代数

  • 薩摩順吉・四ツ谷晶二『キーポイント線形代数』(岩波書店)

SQL

  • ミック『達人に学ぶ SQL徹底指南書』(翔泳社)
  • Joe Celko『プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに 』(翔泳社)

Go

  • 松木雅幸・mattn・藤原俊一郎・中島大一・牧大輔・鈴木健太・稲葉貴洋『みんなのGo言語』(技術評論社)

Ruby

  • Peter J.Jones『Effective Ruby』(翔泳社)
  • Rubyサポーターズ・すがわらまさのり『パーフェクトRuby』(技術評論社)
  • すがわらまさのり・前島真一『パーフェクトRuby on Rails』(技術評論社)

TCP/IP

  • 竹下隆史・村山 公保・荒井透・苅田幸雄『マスタリングTCP/IP 入門編』
  • 竹下恵『パケットキャプチャ実践技術』(リックテレコム)

インフラエンジニア

  • Software Design別冊『インフラエンジニア教本』(技術評論社)
  • Software Design別冊『インフラエンジニア教本2』(技術評論社)
  • 齊藤雄介『たのしいインフラの歩き方』(技術評論社)(SBクリエイティブ)
  • みやたひろし『インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク・デザインパターン』
  • Gene・作本和則『ルーティング&スイッチング標準ハンドブック』(SBクリエイティブ)

AWS

  • 舘岡守・今井智明・永淵恭子・間瀬哲也・三浦悟・柳瀬任章『AmazonWebService実践入門』(技術評論社)

Webサーバー

  • 鶴長鎮一『Apache実践運用管理』(技術評論社)
  • Clement Nedelcu『Nginx入門』(ASCII)
  • 久保達彦・道井俊介『nginx実践入門』(技術評論社)
  • 中島能和『Linuxサーバーセキュリティ徹底入門』(翔泳社)

Hadoop

  • 太田一樹・岩崎正剛・猿田 浩輔『Hadoop徹底入門』(翔泳社)
  • 鈴木 俊裕・梅田永介・柿島大貴『HBase徹底入門』(翔泳社)

shell

  • 広瀬雄二『zshの本』(技術評論社)
  • 上田隆一『シェルプログラミング実用テクニック』(技術評論社)

セキュリティ

  • 徳丸浩『安全なWebアプリケーションの作り方』(SBクリエイティブ)
  • 徳丸浩『徳丸浩のWebセキュリティ教室』(日経BP社)
  • Justin Seitz『サイバーセキュリティプログラミング ―Pythonで学ぶハッカーの思考』(オライリー・ジャパン)

R・統計学

  • 山田剛史・杉澤武俊・村医潤一郎『Rによるやさしい統計学』(オーム社)
  • 東京大学教養学部統計学教室『統計学入門』(東京大学出版会)

深層学習

  • 人工知能学会『深層学習』(近代科学社)
  • 岡谷貴之『深層学習』(講談社)

正規表現

  • Jeffrey E.F.Friedl『詳説 正規表現』(オライリー・ジャパン)
  • Alex Martelli・Anna Martelli Ravenscroft・David Ascher『正規表現クックブック』(オライリー・ジャパン)

Vim

  • Drew Neil『実践Vim 思考のスピードで編集しよう!』(ASCII)
  • Vimサポーターズ『Vimテクニックバイブル~作業効率をカイゼンする150の技』(技術評論社)
  • Vim scriptサポーターズ『Vim scriptテクニックバイブル~Vim使いの魔法の杖』(技術評論社)

軍事史

  • ジェフリ・パーカー『長篠合戦の世界史―ヨーロッパ軍事革命の衝撃1500~1800年』(同文館出版)

武具

  • 近藤好和『武具の日本史』(平凡社)

東北

  • 赤坂憲雄『東北学 / 忘れられた東北』(講談社)
  • 河西英道『東北ーつくられた異境』(中央公論新社)
  • 飯村均『律令国家の対蝦夷政策 相馬の製鉄遺跡群』(新泉社)

財務会計

  • 桜井久勝『財務会計講義』(中央経済社)

政治

  • カール・シュミット『政治的なものの概念』(未来社)
  • 京極純一『日本の政治』(東京大学出版会)

議論

  • 足立幸男『議論の論理』(木鐸社)

貧困問題

  • アルマティア・セン『不平等の経済学』(東洋経済新報社)
  • バジル・バーンスティン『<教育>の社会学理論』(法政大学出版局)
  • ポール・ウィリス『ハマータウンの野郎ども』(勁草書房)
  • 竹内洋『教育のメリトクラシー』(東京大学出版会)

ジェンダー

  • ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』(青土社)

生物

  • 東京大学生物測定学研究室『実践生物統計学』(朝倉書店)

気象学

  • 小倉義光『一般気象学』(東京大学出版会)

Python

  • Berett Slatkin 『Effective Python』(オライリー・ジャパン)
  • Sebastian Raschka『Python 機械学習プログラミング』(インプレス)

LATEX2E

  • 奥村晴彦・黒木祐介『LaTeX2e 美文書作成入門』(技術評論社)

Photoshop

  • 浅野桜・石嶋未来・加藤 才智・服部 紗和・ハマダナヲミ『神速Photoshop [グラフィックデザイン編]』(ASCII)
  • イシジマミキ『神速Photoshop [Webデザイン編]』(ASCII)
  • 五十嵐華子・尾花暁・川端亜衣・金山達矢・茄子川導彦・ヤマダジュンヤ『神速Illustrator[グラフィックデザイン編]』(ASCII)

料理

  • リチャード・ランガム『火の賜物』(エヌティティ出版)

  • IPUSIRON『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』(データ・ハウス)

霊長類

  • 西田 利貞・上原 重男『霊長類学を学ぶ人のために』(世界思想社)
  • 長谷川 寿一・長谷川 真理子『進化と人間行動』(東京大学出版会)

民俗学

  • 福田アジオ・宮田登『日本民俗学概論』(吉川弘文館)

文明

  • デイビッド・ウォルトナー = テーブズ『排泄物と文明』(築地書館)

もっとあるのですが…

今日は夜間サーバーメンテなのでこの辺で…。またの機会に紹介します。

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(ちょっと前の本棚の写真)

日本軍の原爆製造計画 ー機密資料・上海の闇市・福島県石川町ー

日本軍の原爆製造計画

ウランの核分裂により発生するエネルギーは莫大にして之が工業的に量は実に技術界の革新にして燃料、電力等の問題は悉ちにして解決せらるる重大な意義を有す
(陸軍航空技術研究所報告書)

昨日ははてな村で第二次世界大戦の本土決戦の話題が出ていたので、福島県のご当地ブロガーとして原子力の記事を書こうかな。1943年〜1945年まで日本の戦局挽回の期待が掛かっていた原爆製造計画について記事にします。日本は第二次世界大戦に参戦してから、陸軍と海軍でそれぞれ別々に原爆製造計画が進められていました。

陸軍(航空本部)の原爆製造計画は「二号研究」と呼ばれていました。「二号」は理化学研究所で二号研究の主席研究員だった仁科芳雄のイニシャルから取られたものです。一方、海軍の(艦政本部)原爆製造計画は「F研究」と呼ばれていました。「F」は核分裂(Fission)より取られたものです。この段階から既に陸軍と海軍の縦割りが存在しました。

日本の原爆製造計画については、Wikipediaの「日本の原子爆弾開発」記事に比較的よくまとまっています。Wikipediaで記述されているように、日本の原爆開発(特に二号研究)は、容器に濃縮させたウランを入れ真水(軽水)を掛けることによって臨界させるという仕組みを採用していました。東海村で起きたJCOの臨界事故と似ている部分もあります。

ここでは、Wikipediaに載っていない情報を山崎正勝『日本の核開発 1939〜1955』を参照しながら書きます。

陸軍の二号研究の研究計画書

以下は、研究動員会議に提出された二号研究の研究計画書と実施要領です。


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(山崎正勝『日本の核開発 1939〜1955』)

海軍のF研究の機密資料

以下は、研究動員会議に提出された研究計画書と実施要領です。


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(山崎正勝『日本の核開発 1939〜1955』)

ドイツ・朝鮮・上海の闇市

陸軍は同盟国のドイツにウラン輸送を依頼しました。ドイツからチェコスロバキアで採掘されたウランを載せて2隻の潜水艦が日本へと出航しました。しかし1隻(U864?)は撃沈され、もう1隻(U234)は日本への輸送中にドイツが降伏したためアメリカ海軍に投降しました。乗艦していた日本人将校はこの時に自決しています。

陸軍航空本部は、朝鮮の黄海道延白郡にある菊根鉱山に目をつけ、朝鮮総督府がウランの採掘を進めました。これにより120〜150kgの酸化ウランを得られたとされています。

海軍では、海軍技術研究所の北川徹三の証言によると1945年春頃にある機関(名称不明)を経由して上海の闇市で酸化ウラン100kgを買い取り、海軍技術研究所に保管されたと言われています。戦後の米軍の調査でも当時の上海に270kgの酸化ウランが存在したとする報告書が残っており、この証言を裏付けるものとなっています。入手経路があやしいですね…。

福島県石川町でのウランの採掘と計画中止

日本国内でのウラン採掘は福島県石川町で行われました。1944年7月18日に陸軍兵器行政本部が第八陸軍技術研究所にウラン探査・採掘を指令。第八陸軍技術研究所では、希少元素鉱物が発見されてウラン塩を精製することに成功した石川町に目をつけました。石川町では1月延べ5,000人(経験者60人、経験を必要としない日雇い作業員140人)の動員が開始されました。

日雇い作業員として動員されたのは、地元の大日本婦人会の女性と石川中学校の生徒でした。石川町中学校の生徒は高い放射線を発するウラン化合物をスコップで掘りながら、1945年6月までに約750kgのサマルスカイトを採掘しました。石川中学校の生徒であった有賀氏の証言によると、陸軍の軍人から以下のような説明があったそうです。

「君たちの掘っている石がマッチ箱一つくらいあればニューヨークなどいっぺんに吹き飛んでしまうんだ。がんばってほしい」

【中日新聞・特集「日米同盟と原発」】第10回「証言者たち」silmarilnecktie.wordpress.com

しかし、この750gのウラン資源が理研に送られることはありませんでした。1944年に撃墜したB-29から回収した地図で理研が重要爆撃目標となっていることが知られることになりました。このため理研の設備を他所に移す計画が始まったのですが、間に合わずに理研でウラン濃縮を行っていた拡散筒が空襲により焼失。二号研究は計画中止を余儀なくされます。

計画中止の決定があってからも、石川町では少年によるウランの採掘が終戦まで続けられました。この理由は二号研究に関する文書の多くが焼失したためにまだ分かっていません。

1945年の日本のウランの総量

以上のルートを経由した1945年の日本のウランの総量は多く見積もって1トン程度と推測されます。アメリカでは政府が民間の調査会社ユニオン・マインズ社に依頼して世界各国のウランを調査させていますが、この報告書でも日本は「年間1トン以上のウランを生産することはできない」と記載されています。戦後にGHQが、F研究の主任研究員だった京都帝大の荒勝文策に日本国内のウランを報告するように指示しましたが、その報告もこの推測を裏付けるものとなっています。

それではアメリカはどれくらいのウランを保有していたのでしょうか。先のユニオン・マインズ社の調査によると、3,670トンの酸化ウランが確保されていると報告されています。さらに1946年までに2,450トンの確保が予定されていました。日本の6,020倍のウランを保有していたことになります。

原爆開発競争でも勝つのは無理ゲーだったことになります。

参考資料

このような日本の原爆製造計画に関しては、山崎正勝『日本の核開発 1939〜1955』に詳細にまとめられています。作者は物理学者・科学史学者で、この本によって科学ジャーナリスト賞を受賞しています。理研の核実験設備の仕組みに関しても解説されていて、核兵器の仕組みを知る上でも参考になります。

日本の核開発:1939‐1955―原爆から原子力へ

日本の核開発:1939‐1955―原爆から原子力へ

以下は『日本の核開発 1939〜1955』にも載っている二号研究の分離塔の構造図です。

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